TOPに戻る 今持っている服を染めて
オリジナルにしよう!

さて、今回はオリジナル好きの人のために、僕が昔からやっている、
Tシャツやジーンズを染めてオリジナルカラーにする方法を紹介しましょう!

ダイロンという染め粉を使うんですが、意外とあまり知られていません。

ダイロンには何種類かありますが、
安い
マルチ、もしくはNewマルチで十分です↓

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マルチ 定価525円(税込)
ダイロン マルチ 写真



Newマルチ 定価525円(税込)
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マルチとNewマルチは中身は同じですので、後で発売された
Newマルチの方が開けやすくていいです。

ちなみに、店によって値段が違うので安い所を探しましょう!
一番安く買えるのがネットです!色もかなり揃ってますので
ここで探しましょう!


定価でよければ手芸屋さんや東急ハンズでも売ってます。

さてそれでは、実際に染め方を説明していきましょう!
まずは、一番簡単なTシャツを例に取って箇条書きにします。
汚れてもいいように、洗面所やお風呂場でやりましょう。
用意する物は、
ダイロン(マルチ or Newマルチ)、塩、バケツ、ゴム手袋、
ペンチ又はニッパー
です。
(Newマルチの時はペンチは必要ありません)

一応説明書も付いていますが、
やってみないと分からない事がたくさんあります!


1、 染めたい物が綿100%かどうかを確かめる。
 
  
説明書には化学繊維にも使えると書いてありますが、
     綿以外はほとんど染まりません。
     
(ベロアなど、起毛させた革は染まります!)


2、 バケツに4分の1ぐらい、お湯(約60度)を入れる。
........Tシャツ一枚がちょうど浸るぐらい。
     ジーンズだともう少し多め。


3、 ダイロンのふたをペンチでゆっくり開けて、中身をバケツに入れる。
  
 
雑に開けると粉が飛び散ります。
     
(Newマルチは手で破けますので簡単です)


4、 同じくバケツに塩を少し(大さじ一杯ぐらい)入れてから
   ゴム手袋をはめて、よくかき混ぜる。
(お酢を入れても良い)
   
粉のかたまりがなくなるまで混ぜてください。


5、 乾いたTシャツを入れて、すぐに揉みながら水分を行き渡らせる。
   
仕上がりがムラにならないためには、ここが一番大切なので
      よく揉んでください!
   
(濡らしてから入れた方がムラになりにくいですが揉む方が大切です)


6、 時々揉みながら15分ほど置く。
   
5でよく揉んでいればそんなに時間を置かなくても、
     仕上がりに大差はありません。


7、 バケツから取り出して、よく搾ってから濯ぐ。
    何回か濯いで水の色が薄くなったらOK。
     水が綺麗になるまで濯ぐ必要はありません。


8、 脱水して干す。
   
説明書には「陰干しする」と書いてありますが、べつに日陰でなくてもOK。


染め方は以上ですが、
染める前に注意しなければいけない事がいくつかあります!

まずは、染め方の1で書いたように綿100%かどうかを調べるわけですが、
綿100%のTシャツでも、
首周りや袖を縫っている糸は化学繊維の場合があります。
この場合、糸のステッチだけが染まらないので、
濃い色で染めた場合、ステッチが目立つ仕上がりになります。
(薄い色で染めた時はほとんど分かりません)

見分け方としては、
化学繊維は綿の糸より少し光沢があるので良く見れば分かると思います。


そして次に注意しなくてはいけないのが、
仕上がりの色はダイロンのパッケージの色より、かなり薄いという事です!
濃く染めたい場合は大きい鍋などを使い、
しばらく火にかけて煮立てましょう。

しかし、それができない、またはめんどくさい人の為に、
説明書通り60℃ぐらいのお湯で染めるコツを紹介しておきます。

まず、解りやすい例で言うと白いTシャツを黒いダイロンで染めると
グレーになります。
要するに、鮮やかにクッキリした色には染まらないという事です。

そこで、元の色を考慮に入れて染めるとうまくいきます。

例えば、エンジ色にしたい場合は、
元の色がベージュやグレーのTシャツを
エンジ色のダイロン(BORDEAUX 11で染めると、濃いエンジになります。
(元が白いTシャツだと、水っぽい赤になります)
そして、
色褪せたジーンズを薄い茶色系のダイロン
(OLD GOLD 28で染めると
ビンテージっぽくなります。
僕は、新しいジーンズにも、黒(EBONY BLACK 
)と
緑系の
(OLIVE GREEN 34を混ぜて染めたりしています。
明るい色になるのが嫌な場合は、
好きな色と黒を混ぜて染めるのも良い作戦です。


このように、何度かやってみないと仕上がりの予想が付きにくいわけですが、
だいたい予想よりも薄いと思っておけば間違いありません。
中でも比較的濃い色が出るのが、黒(EBONY BLACK 
11)と
こげ茶
(COFFEE ですが、
それでも仕上がってみると予想より薄いはずです。

もし、どうしても仕上がりの色が気に入らない場合は、
キッチンハイター カビキラーをぬるま湯に入れて洗うと、
元の色より少し茶色いぐらいまでは簡単に落とせます。
それに、洗面所や、お風呂場に色が飛び散った場合も、
キッチンハイターかカビキラーで綺麗に落ちるので便利です!


それでは以上の事に注意して、
色が気に入らないだけでタンスにしまいっぱなしの服達を復活させてください!
慣れてくれば仕上がりの予想がつくようになってきて、
あれもこれも染めたくなるし、何より、
どこにも売っていない物に生まれ変わるので楽しくなってきます!

ということで、
次の項目は試験的に僕独自のフラメンコギターレッスンのページを作りましたので、
もし興味のある方は一度ご覧ください!


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